今回の「氾濫」も「ばか詰＋α」でお送りします。特に今回は森茂氏、花沢氏の２人のゲストをお招きしており、内容的にはかなりボリュームがあると思います。２題のばか自殺詰以外は比較的珍しいルールですので、以下の説明を読んでじっくり取り組んで下さい。

［ルールの説明］

【ばか自殺詰】

先後協力して最短手数で攻方の王を詰める手順を求める。

【麒麟ばか詰】

玉が「麒麟」の性能のばか詰。「麒麟」の利きは次の通り。

　　・・○・・
　　・○・○・
　　○・麒・○
　　・○・○・
　　・・○・・　（○が麒の利き）

【ばか千日手】

先後協力して最短手数で最初の局面に戻す。

【駱駝ばか詰】

玉が「駱駝」の性能のばか詰。「駱駝」はナイトの仲間で、（±1,±3）の距離を跳ぶ八方大桂馬。

　　・・○・○・・
　　・・・・・・・
　　○・・・・・○
　　・・・駱・・・
　　○・・・・・○
　　・・・・・・・
　　・・○・○・・　（○が駱の利き）

【取禁ばか詰】

攻方玉方共に駒を取れないばか詰。ただし、王手放置が禁手であることは通常のばか詰と同じ。（「駒を取れないから王手ではない」とはしない）

［作品について］

　�Aでは本来の中将棋の麒麟とは違い、「成り」はありません。

　�Eには「取禁」のほかに、詰上りの位置が51（つまり還元玉で詰める）という条件が付いています。

　この作品はｆｍで検討することができません。出題の77手という手数は、小林看空（神無三郎）、花沢正純、橋本孝治（神無七郎）の３者で求めた最短手数ですが、まだ短縮できるかもしれません。皆さんの挑戦をお待ちします。なお、作意手順には非限定があります。あらかじめご承知おき下さい。

　今回の出題は難解作が多く、特に�Dは正解者が出るかどうか危惧される難問。１題だけでも解ければぜひ解答を下さい。

▼締切６月末日消印。呈賞３名。

　採点は不要です。短評をぜひお書き添え下さい。また、電子メールでの解答も受付けますので、下記のアドレスにお送り下さい。HGH02775@niftyserve.or.jp

1. 神無太郎	2. 神無三郎 『謎姫』
3. 神無金四郎	4. 森　茂
5. 神無七郎／金四郎	6. 小林／花沢／橋本

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