【出題時のコメント】
今年最後、いえ20世紀最後の出題は30手のばか自殺詰です。前回の出題作と同じように玉が身動きの取れない形をしていますので、例によって合駒がどんどん出てきます。ただ今回の出題は趣向作なので、作者の狙いに気付けば解くのは易しいと思います。
なお今回の締切はいつもより長く、解答期間は4週間となっています。ま、管理人が年末をのんびり過ごしたいという、ただそれだけなんですが(^^;
【ルール説明】
【詰手順】
11龍 12角 91角 同飛成 12龍 13角 82角 同龍 13龍 14角
73角 同龍 14龍 15角 64角 同龍 15龍 16角 55角 同龍
16龍 17角 同龍 18金 46角 同龍 37角 同龍 28龍 同金 まで 30手
【解説】
初形99地点にいかにも怪しげな飛車が置いてあります。これに目を付ければ、この飛車を呼出して詰め上げる構想が浮かぶでしょう。飛車の呼び出しには角を入手する必要があるので、龍によって角を稼ぎます。角は2枚しかないので、まとめて角を入手するわけにいきません。そのため、角入手・角合い・角捨て・同龍の繰り返しの趣向手順が成立することになります。
さてこの趣向手順、最後までこの調子で行けば良かったのですが、最後の17角合は逆王手! これを見落としてリズムに乗って46角とした誤解答が続出しました。作る立場からすると、最後が金合になるので、非限定を発生させないためには逆王手を利用するしかなかったのですが、結果的にちょっといじわるな作品になってしまったようです。出題の時に一言添えるべきでしたね。(訂正の解答を戴いた方は正解扱いしました。)
【正解者及びコメント】 (正解者7名:解答到着順)
もずさん
玉方9九飛に動いてほしいと思ったら趣向が見えました。
30手もあると余詰が不安になりますが、よく最小限の配置でまとまるものですね。
☆ホームページ(もずいろ−風変わりな将棋の部屋)開設おめでとうございます。
このHPで展示されている一群のばか自殺ステイルメイトは、新鮮な狙いを持った作品ばかりでとても面白かったです。私もステイルメイトを作ろうかな。
keimapyonpyonさん
30手と長手数ですが、同じような手順の繰り返しなので全作より考えやすかったです。1七角が王手になるのでそれが余詰めをぴったり消していてうまいなあと思いました。
☆そうなんです、あの逆王手は余詰消しなんです。
決して解答者を引っ掛けようとしたわけではありませんので、お許しを。
マプさん
繰り返し手順に気が付いて、気分よく詰み上がりのはず・・。
気が付かなかったのは、逆王手。メール書き直ししました(笑)
21世紀はフェアリーの時代でしょう。100年間でどれほど進歩するか楽しみです。(あと、100年生きるつもりか・・)
とりあえず、来年、楽しみにしています(笑)
☆とりあえず私は今年も例年通りやっていきたいと思っています。
本当に気に入った作品がひとつでも作れたらいいなぁ。
泉真理さん
第41回出題の解答をkifファイルで送ります。
今回の問題は手順の流れで22手目の逆王手を見逃す人が続出?
☆続出しました。柿木氏のKifuwで解答するとこういうとき良いですね。
ルールチェックをオンにしておけば王手見逃しもなくなりますし。
(でも安南や対面などの変身物には向かないかも)
たくぼんさん
なんとこの手数が暗算で解けてしまった。とてもうれしいです。
また来年もがんばります。よろしく。
☆今年もよろしくお願いします。この調子ですと今年も解答首位をキープでしょうか。
いのてつさん
すごい!すごい!!すごい!!!初心者にとっては天と地がひっくりかえったような手順です。。
感動しました。。。
P.S.
神無 七郎さんの「アルカナ」ってどんな作品ですか?
よかったら教えてくださいな。
(そのころまだ詰パラを購読してなかったんです。)
☆いのてつさんは初解答。今後も解答をよろしくお願いします。
さて「アルカナ」ですが、「橋本孝治 普通詰将棋作品集」を設置しましたので、こちらでご覧になってください。
(Javaの動くブラウザが必要です)
いぬたさん
趣向作と書いてあったので、一気に解くことができました。
☆解くのは易しい(?)本作ですが検討は大変。fmで300時間掛かりました。
fmがある時代に生きてて良かった!
☆解答者は意外にも前回より増えて7名。締切りを延ばしたのが良かったでしょうか?
皆さん、今年もよろしくご解答をお願いします。
(2001.1.8 七郎)
【出題時のコメント】
いよいよ20世紀も残り一ヶ月半。皆さん、新世紀を迎える準備はよろしいでしょうか。かく言う私は、年賀状用の詰将棋を(駄作ながら)用意したので、もう心の中は余裕。いつ正月が来ても大丈夫(?)という気分です。
さて、今回の出題はばか自殺詰。このルールは合駒を絡めるとそれなりに見栄えの良い作ができるので、作る方としては便利なルールなんですが、解く方はちょっと煩わしいことが多いかもしれません。本作も合駒がいっぱい出てきますが、めげないで頑張って解いてください。
【ルール説明】
【詰手順】
99飛 89角 同飛 79飛 37角 同角生 79飛 69角 59飛 49銀
同飛 39銀 28銀 同角成 まで 14手
【解説】
玉が19地点に閉じ込められ、身動きができない初形。攻める手段も飛車打ちに合駒を絡めて詰型を作るよりありません。斜めからの攻めが有効なら角を入手して 55角 46香 のような形で4筋を封鎖する手段があるのですが、この筋も攻方46歩のために消されています。
結局、48角を動かして28馬の形以外に詰上りがなさそうだ、ということになるのですが、そうなると今度は4筋、特に47への脱出をどう防ぐかが問題になります。9段目の合駒で47を封鎖できるのは69角合のみ。これを中心に手順を組み立てていくと本譜の手順が唯一の解決策であることがわかります。
手数は短いですが、合駒の発生順序に気を使う必要のある密室パズル型の作品でした。
【正解者及びコメント】 (正解者5名:解答到着順)
もずさん
4七の逃げ道をふさげなくて悩みましたが、
初手を9九飛に決めると、6九角を発見できました。☆もずさんは2回連続で解答一番乗り。
Online Fairy Mate 167号によると、創作などもされているようで、
今後の活躍に期待しています。
keimapyonpyonさん
69角の発見が全てでした。あとは後手が角不足にならぬように取る順序を考えれば一直線。
次回も楽しみにしています。あまり手数の長くないのなら解答するつもりです。
☆すいません、次回は更に手数が長くなる予定です。
決して難しくはないので宜しく解答をお願いします。
いぬたさん
非限定を生じないように考えれば楽勝かと思ったんですが、思ったより苦戦しました。37角で合駒を限定できてしまうんですね。うまい。
☆創作上もこの37角はポイントでした。最初の99飛の最遠打の成立と合駒
の順序を限定にするための苦心の一手です。
泉真理さん
第40回出題の解答をkifファイルで送ります。
〜神無一族世紀末作品集〜のプレゼントもあるのでしょうか
☆泉さんは久々の解答。どうもありがとうございます。
さて「神無一族世紀末作品集」として製作中のCD−ROM版作品集
ですが、まだ出来あがってないので残念ながらプレゼントできません。
「世紀末作品集」と言いながら完成予定は来年の1月ですし・・・。
作品集の概要はKamina Publicationsのページで紹介していますので一度ご覧
になって下さい。
大阪市の住人さん
9九に飛車を打って次々に合駒を入手し、それらを4八の角に取らせて2八に引き寄せる。
飛車と角行は2枚ずつなので手順が限定されるのがミソ?
☆飛と角は2枚ずつしかないので手順が限定できているというのは面白い
見方ですね。逆にこれが4枚ずつくらいあったら、もっといろんな事が
できそうな気もします。実際、神無三郎氏が飛5枚とか角5枚とか使っ
て面白い作品を作ってますしね。
☆次回もまたばか自殺詰。手数は長くなりますが、難易度はそんなに変わ
らないはず。
(2000.12.4 七郎)
【出題時のコメント】
前回に引続き、こんかいも穴熊図式の出題です。ところが今回は熊に入っているのは攻方の方、ルールもばか自殺詰になっています。
よく見るとこの穴熊、17歩がありません。ですから、あの駒を活用して合駒を発生させるんだな、と見当はつけやすいと思います。
少し手数は長めですが、小駒ばかりですので、怖がらずに挑戦してみて下さい。
【ルール説明】
【詰手順】
49金 同玉 48金 同玉 49歩 38玉 39銀 27玉 28銀 26玉
17銀 15玉 28銀 16桂 27桂 26玉 17銀 27玉 28銀 同桂成 まで 20手
【解説】
攻方穴熊の初形。
受方に玉以外の駒がないので自殺するには合駒を発生させなければなりませんが、合駒をするには玉を香筋に持ってくるより他に手段がありません。問題は香筋に玉を誘うコースですが、穴熊の外を廻るコースでは、手数が余分に掛かってしまうので、穴熊を崩して内側から廻るコースを辿ることになります。後は銀をうまく使って桂合いを発生させ、その桂で自殺完了となります。
【正解者及びコメント】 (正解者4名:解答到着順)
もずさん
初めは1七桂、2五桂から1七金合を考えたのですが、
合駒が非限定になるのがおかしいと思い、桂合を発見しました。
3回の2八銀が面白いですね。☆17桂〜25桂、17合の筋は手数オーバー。
創作時も当初はこの筋で考えていたのですが、合駒の非限定が消せない
ので、銀での空き王手の筋に作意を変更しました。
大阪市の住人さん
玉+1枚で清涼詰にするため、香を活用して1筋に合駒する。
紛れ−初手から4九金寄、6八玉、5九金寄、5七玉、4七金、同玉寄、5八金直、3八玉、3九銀、2七玉、2八銀、2六玉引、3八桂打、2五玉引、1七桂、1六玉寄、2五桂、1七合(金銀角)打、2七銀直、同玉、2八歩打、同?まで22手。
(持駒に歩がもう1枚あれば...)
☆大阪市の住人さんからは紛れ順も書いた解答を戴きました。
初手49金の紛れは強力。上記の順のほか、穴熊の外を廻る紛れも存在します。
しかしどれも22手以上かかります。
いぬたさん
持駒桂1枚にすれば22手になるのかと思ったけど余詰むんですね。
49歩がちょっと意外な一手。
☆持駒桂1枚にして22手とすると、
49金 同玉 48金 同玉 39銀 47玉 48銀 38玉 39銀 27玉以下
とか、
49金 同玉 39金 58玉 49金 47玉 38金 同玉 39銀 27玉以下
などの複数の手段が生じてしまいます。
というわけで、持駒に歩を加えて20手にしました。
たくぼんさん
2週間以上が、勘違いして持ち駒なしで考えていました。詰まないわけだ。
持駒に気づいたのが、締め切り1日前であわてて考えました。17へ金物の合いは非限定になりそうなので、桂合に決め打ちして何とかたどり着きました。49歩に気づくのがポイントでした。疲れた〜。
☆いつも最後を狙っている(?)いぬた氏に代わり、今回は持駒を勘違いした
たくぼん氏が解答のトリになりました。気付いて良かったですね。
☆今回は難しかったのか、解答者が4名とやや淋しい状況でした。
次回はどうしよう・・・。
(2000.11.6 七郎)
【出題時のコメント】
「実戦型は詰将棋のふるさと」などという言葉があります。確かに、普通詰将棋では入門者用の作品だけでなく、本格的な作品にも実戦型を良く見掛けます。
フェアリーでは普通詰将棋ほど実戦型の人気はないようですが、それでも時々「普通の詰将棋では絶対に詰まない物が、ばか詰などではこんなに簡単に詰む」というパロディ的な意味合いで出題されることがあります。というわけで、今回は実戦型の出題。それもガチガチの穴熊です。
指し将棋の実戦で相手がこんな形に囲ってきたら、相手をするのが嫌になりそうですが、そこはばか詰。手掛かりさえあれば、最強の穴熊といえどあっさり詰んでしまいます。
本局は難しいところもなく、最短手数で詰むようにさえ気をつければ、問題ないと思います。気軽に取り組んでください。
【ルール説明】
【詰手順】
22桂成 同玉 14桂 同銀 23香 11玉 22金 同銀 同香成 同玉
23銀 33玉 32銀成 23玉 22金 まで 15手
【解説】
盤面密集形+実戦型(いわゆるビッグフォーと呼ばれる穴熊)の趣向。
初手から3手目までは一本道ですが、4手目の応手から紛れが出てきます。3手目14桂に対し、同歩や11玉は手数オーバーになるので、同銀が正着となりますが、この後23香から22金と俗手で精算を図るのが正解。22金のところでは21香成とやってみたくなりますが、これも僅かに手数オーバー。実は持駒の香は歩でも同じ事なのですが、この紛れを増やすために香にしてあります。
ここさえ乗り切れば収束は簡単、というか収束が見えないと金でなく銀と精算する手順は見えないですね。
【正解者及びコメント】 (正解者8名:解答到着順)
須藤さん
4手目11玉や14同歩、7手目21香成などいたるところで楽しませてもらいました(^^;
収束もちょっと逆をついていて意外感があり、この初形にぴったりの好手順だと思います。
☆すべての紛れにハマって戴いてありがとうございます。
4手目14同歩でまとめる手順も考えたんですが、うまくいきませんでした。
もずさん
金でなくて銀の方を取るのが意外でした。
☆銀を取る手は収束が見えないと指せないので、少し難しかったのではないでしょうか。
大阪市の住人さん
2二で清算し、銀1枚で迫る。2、4、10手後は無仕掛図
☆これは気付きませんでした。普通詰将棋では途中3回も無仕掛というのは滅多に見られませんからね。
酒井 博久さん
いわゆる「ビッグ4」ですね。
23香の次、22金が盲点。
33地点を空けるのがミソ。
☆酒井さんもどうですか、たまには作品投稿というのは?
北詰 正顕さん
初形が解図欲をそそりますね。7手目を21香成とする17手詰にはまってしまいました。
☆「初形が解図欲をそそる」と言われると嬉しいですね。
密集形にこだわった甲斐がありました。
mirさん
4手目11玉から22で清算ではなく、同銀で香車の打ち場所を作ればあとはスラスラという感じですね。
☆案のひとつに持駒を桂香でなく桂桂にする、というのがありました。
これだと4手目11玉が正解になります。皆さんの短評を見ていると、
持駒桂香で正解だったようですね。
たくぼんさん
実践型で実践的な手順の22金は打ちにくかった。いつもとはちょっと違う感覚の作品
☆俗っぽい手が盲点になりましたか。別にいつもハイセンスな手ばかり
狙っているわけじゃないですが・・・
いぬたさん
この形からなら、きちんと割り切れているだけでOK。
☆優しい配慮の行き届いた短評ありがとうございます。
詰パラ式に「形だけ」なんて厳しい評が来てもしょうがない作ですが。
☆次回も穴熊の実戦型です。ただしルールはばか自殺詰。お楽しみに。
(2000.10.9 七郎)
【出題時のコメント】
「神詰大全」の懸賞出題シリーズを終了し、今回から通常の出題に戻ります。懸賞出題でなくなっても、どうか見捨てずに解答を送ってくださいね。
さて、今回の出題は大九郎氏による裸玉。簡素で手数も短いですが、マドラシのエッセンスはちゃんと盛り込まれていますので、充分マドラシらしさを味わえるのではないかと思います。
【ルール説明】
【詰手順】
24飛 26飛 25香 13玉 23飛成 まで 5手
【解説】
持駒は両方飛び道具ですが、手数が短いので合駒させてそれを入手する暇はありません。初手の24飛に対して、26飛と受けるのがマドラシ特有の受け方です。それに対して3手目香打で飛の利きを復活させるのもまたマドラシらしい展開。これで飛に香の支えができたので、13玉に23飛成として詰上ります。
ところで、2手目の26飛は限定打。もしこれを27より遠くに打つと、最終手に対し、25飛成の受けを生じるため不詰となるのです。短いながらもマドラシの特徴を良く活かした作品でした。
【正解者及びコメント】 (正解者10名:解答到着順)
北詰正顕さん
前回は懸賞につられた解答でしたから,懸賞でなくても,というところをお見せしたくて解答します。(単なる気まぐれですけど。)
マドラシルールを考慮した2手目の限定打が良いですね。念のため,ルールをこのページで確認しました。
☆ルールの説明は例題なんかも入れてもっと詳しくやった方が良いなと
常々思ってはいるのですが、面倒なもので手を付けていません。
どうかあの説明で我慢してください。
mirさん
解けて感動する作品と、うまくできてるなあと思う作品が
あると思いますが、これは明らかに後者でした。
最初2手目が非限定かと思ったんですけど、27だと最終手以下
香を取られて逃れなんですね。詰ますための絶妙の受け。☆一種「考えオチ」的なところがありますね。あれが限定打だったことを
後で気付く人が大半で、最初から気付く人は稀でしょう。
keimapyonpyonさん
最初は「余詰めが山ほどあるじゃないか!!」と思ってたのですが2六意外のところに飛車を打つと最後で香車を取って成る手が生じてしまうんですね。
というわけで限定打ですか。すばらしい。
☆keimapyonpyonさんは初解答。これからもよろしくお願いします。
大西鉄矢さん
飛車の打ち合いして、その間に香しかないので、割合簡単に解けました。
ただ、「非限定多いなぁ」と思って(前日の布団の中で解いたので)、解答書く直前、26飛限定だって気づきました。ふぅー、あぶないあぶない。
☆非限定がある場合は出題時にコメントしますので、「非限定がある」と
思ったら解答を見直してみてください。
マプさん
まず、こちょこちょやって解けたと喜んでいたんですが、△2六飛が限定の意味をわかってなかった・・・。しばらくしてから、ようやく、なるほど!マドラシのエッセンスが含まれてるなあと、感心したボケもんです、私(^_^;;;;
☆いやいや他の人のコメントからも分かるように、みんな後で気付くもん
なんです。
須藤さん
飛打飛打、そこで香打って……という展開は読めたものの、なかなか詰上り(というよりは2段ロケット)が思い浮かばずに苦労しました。
☆最初の案では持駒飛歩で、93玉の配置でした。2段ロケットが思い浮か
びにくいという短評が来たということは、本図のように持駒飛香にして
正解だったようですね。
もずさん
飛成の受けをなくす限定打がマドラシならでは
☆味わい深い一手ですよね。私も最初作者から図を渡されたときには、限
定打だとは分からなかったくらいですから(^^;
たくぼんさん
26飛の限定がマドラシならではですね。詰め上がりはこれしか浮かばなかったのでわりと早く解けました。
☆この詰上りが浮かべば半分以上解けたも同然。やはりばか詰は詰上りが
浮かぶかどうかが鍵です。
北村 太路さん
「神詰大全」読まさせていただいております。
一度目を通すくらいのことはしたのですが、一題一題を味わっていこうとすると、悲しいかな、棋力が足りず、なかなか読み進められていきません。じっくりと楽しみながら読んでいこうと思っています。(ユーモアとエスプリを楽しむ作品群については、そのような素質がないため、皆目見当もつかない状態ですが。)最初2手目を2九飛で詰んだつもりでいました。
わざわざ六段目に飛車を打って詰まされにいく玉方の応手が健気です。
☆「神詰大全」の「ユーモアとエスプリを楽しむ作品群」については
Kamina Publicationsのページに解答が載っています。(その解答が
どこに書いてあるか探すのもまた一興、という趣向になっています)
いぬたさん
成れないところからの限定打。裸玉なのによくできてますね。こういうのをものにできたら快感だろうなぁ。
☆本当、こういう作を作れたときは嬉しいでしょうね。こういう作を得る
ためには、やっぱりたくさん創るしかないんでしょうね。
☆懸賞出題でなくなって、解答が減少するのを心配したのですが、皆さん
のお陰で杞憂に終わりました。今後もどうかご贔屓に。
(2000.9.11 七郎)