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解答

 

 


第45回(2001.4.9)出題 の解答

 

【出題時のコメント】

 規約に関する論議が盛んです。詰パラで、詰将棋メーリングリストで、あるいはNiftyのフォーラムで、多くの議論が交わされています。
 最近の
規約論のトレンドは「無駄合い」に関するものです。私も時々この議論に口を挟んだりしていますが、これがなかなか一筋縄ではいきません。きっと議論がまとまるまでにはかなりの時間を要するでしょう。それまでは今の曖昧な不文律のため、何かゴタゴタが起こる可能性も否定できません。
 幸いなことに、フェアリーの「ばか詰」や「ばか自殺詰」等は「無駄合い」の概念がありません。このおかげでルールは実にすっきりと、曖昧さを含まない形で構成されています。ですから、安心して出題・解答募集することができます。
 また、「ばか自殺詰」に「無駄合い」の概念がないことを利用した作品もあります。神無太郎氏の出題になる本作は、そうした作品のひとつです(もし、「ばか自殺詰」に「無駄合い」の概念があったら少なくとも構図は変更の必要があるでしょう)。手数が542手と長いので、難しく感じるかもしれませんが、狙いが分かれば易しい作品だと思います。なお、解答に際しては解いていることが分かる範囲で適当に略記して戴いて構いません。

 

ルール説明

  • ばか自殺詰
     先後協力して最短手数で、攻方の玉を詰める。
  •  

    【詰手順】

    28金 46玉 37金 56玉 47金 67玉 57金 76玉 67金 87玉
    77金 96玉 86金 97玉 96金 87玉 97金 76玉 87金 67玉
    77金 56玉 67金 46玉 56金 47玉 46金 37玉 36金 47玉
    「37金 56玉 47金 67玉 57金 76玉 67金 87玉 77金 96玉
    86金 97玉 96金 87玉 97金 76玉 87金 67玉 77金 56玉
    67金 46玉 56金 36玉 37歩 47玉 46金 37玉 36金 47玉」×17
    37金 同飛成 まで 542手

    【解説】

     今回は太郎氏提供による「持駒浪費物」。まずは詰上りを見てください。この形で持駒に歩が1枚でもあると27歩という受けが生じ、自殺失敗となります(ばか自殺詰には無駄合いの概念はありません)。つまり歩の持駒が邪魔駒という状態になっています。持駒が邪魔駒になるのは、自殺詰系にはよく見られる現象で、特に歩の邪魔持駒消去は繰り返し数を多くできるので、ばか自殺詰の長編の定番になっています。
     本作では金が1往復するたびに37地点に歩を打って消去し、これを17回繰り返すことによって歩の邪魔駒消去が完了します。金の往復では、方向転換のときに非限定を生じやすいのですが、本作は桂をうまく配置して非限定の発生を抑えています。また、36歩を配置することにより、序奏で1往復増やしているのも巧妙なところです。
     

     

    【正解者及びコメント】 (正解者10名:解答到着順)

     

    須藤さん

    易しい易しい。
    いちばん悩んだのが最終手で、成れることをすっかり忘れてました。
    頭2手のための47歩が微妙な配置?

    ☆手数が長いせいか、今回の即日解答者はわずか2名。
     しかし、須藤さんは1時58分の解答ですからたいしたものです。(夜更かしは程々に)
     ご指摘の通り47歩は頭2手を限定するための配置で、他にも手段があったとおもいますが、これがまあ妥当な配置ではないでしょうか。

     

     

    いのてつさん

    そうか、27歩は有効合なんですね!
    趣向自体は、やさしく、たのしいものでした。
    手順が完全限定なのもこだわりを感じます。

    ☆手順の完全限定は太郎氏の主義。「制約の中にこそ美は生じる」でしょうか?
     

     

    平井康雄さん

    47歩、36歩の2枚を置いてワンサイクル増やしているところは巧妙ですし、これによって謎解きのおもしろさが深まっていますね。
    当然ながら全着手限定は気持ちがいいです。

    ☆平井さんは柿木将棋のKIFファイルでの解答。
     他にも泉さんなどの解答者がKIFファイルを使っています。このファイル形式での解答はOKです。
     KIFファイルは柿木将棋を持っていなくても、フリーソフトのkifuwなどで作成することができます。ルールチェックなどの機能もあるので、解答の確認にはもってこいかもしれません。

     

    たくぼんさん

    いとも簡単に長手数の作品ができるのがバカ自殺詰の魅力ですね。持ち駒が邪魔駒というのは、初心者の頃はなかなか気づかなかった。この作品も難しさはなく気持ちよく詰み上がりました。でも白状すると初めは2歩を打ってました。

    ☆私もこの図を初めて渡されたときは二歩を打ちました(^-^;
     なんとなくその方が自然に思いつきますよね。

     

    大西鉄矢さん

    歩消去は、直ぐに判ったけれど、”47歩”と書いて、間違うところでした。
    同じ様でも、44歩が、34歩だったら余詰ありそうですね。

    ☆この図のまま44歩を34歩にすると47歩を同金と取れるので、わずか32手で詰んでしまいます。
     4筋で歩消去するようにするには相当の構図の変更が必要そうですね。

     

    mirさん

    当初手数をみてやる気をなくしましたが、
    歩が3筋にしか打てないことに気付けば確かにやさしい。

    この手のば自の歩消去ものはまだ鉱脈が眠っているかも・・。私が見たことある中では「集積回路2」が最高傑作だと思いますが、管理人さんの考えは如何でしょうか。

    ☆私は、持歩消去の「決定版」と呼べるような作はまだ出てないと思っています。
     「集積回路2」も構想は素晴らしいですが、手順は(たまたま指摘された)早詰順を作意に置き換えるというインチキくさいことをやっているので、イマイチ推す気になれません。

     

     

    北村 太路さん

    4四歩が3四歩だとどうなるんでしょうか?

    ☆32手詰となります。どういう手順か考えてみるのも一興かも。
     (34歩でも成立するような構図を考えるのもまた一興?)

     

    もずさん

    図がすっきりしているのではじめは気づきませんでしたが
    全駒を使用しているのですね。
    歩を消費する意味づけがはっきりしていて考えやすかったです。

    ☆正確に言うと桂が2枚余っていますが、無理して詰め込むこともないでしょう。
     個人的には密室を構成している2枚の桂の配置が非常に巧妙に感じました。

     

     

    マプさん

    542手の長手数ですが変化の余地もないので楽しく解けました。自殺志願の玉はなにもしませんが、自殺を助ける玉の方が過労死してしまうほどの忙しさですね(^_^;

    ☆言われて見ると、最終手以外の受方の手は全部○○玉なんですね。
     もしかしたら全応手玉という長編もできるかも。

     

    いぬたさん

    単純な造りですが、よく手が延びますね。
    楽しかったです。

    ☆いぬたさん、正確には締切5分遅れですよ(^-^;
     E-mailはどこをどう経由してして送られるか分かりませんからね、もう少し余裕を持って解答を送った方が良いかと思います。

     

    ☆今回も手数が長かったので「解答書くのが面倒くさい」と言って、解答者が減るかと心配しました。実際に出足は鈍かったのですが、締切間際に駆け込み解答が数通来て、なんとか2桁をキープ。解答者のみなさん、ありがとうございます。
     次回はちょっと珍しいルールを予定。氾濫15の予習のための作品です。

     

    (2001.4.30 七郎)


    第44回(2001.3.12)出題 の解答

     

    【出題時のコメント】

    問『強欲詰将棋をやると強欲将棋が強くなりますか?』

    答『そんなもの強くなってどうするんですか?』

     本ページ開設以来、上のようなおバカな問答を一度はやってみたいと思っている当ページの管理人、神無七郎です。
     「強欲将棋」などというルールの将棋は聞いたことがないのですが、大学時代に「取る一手将棋」という、「駒を取れるときは必ず取る手を選ばなければいけない」という将棋を指したことがありました。それなりに勝ち方というか、手筋があって、強い人は強かったという記憶があります。もしこのルールがメジャーなら「強欲詰」も「取る一手詰」と称したほうがいいかもしれません。
     ちなみに上の問いから「強欲」の文字を取ると、普通の詰将棋が実戦に役に立つかという、よくある問いになるのですが、答えの方は将棋をやらない「一般人」が言いそうなフレーズです。こんな答えを思いつくなんて、私も「一般人」の証拠ですね(←間違い)。
     さて話を戻しまして、今回も前回に引続き強欲ばか詰の出題です。前回の出題でmirさんから提案のあった無防備煙を作ってみました。手数は長いですが、とにかく駒を捨てまくればよいので易しいと思います。

     

    ルール説明

  • ばか詰
     先後協力して最短手数で、受方の玉を詰める。
  • 強欲
     攻方、受方とも、駒取りの手があるときは、駒を取らない手を禁手とする。駒取りの手がなければ、駒を取らない手は有効。
  •  

    【詰手順】

    29飛 同玉 38角 18玉 27角 同玉 28銀 同玉 17角 同玉
    16と 同玉 15飛 同玉 25と 同玉 24と 同玉 34と 同玉
    44と 同玉 45歩 同玉 56銀 同玉 57歩 同玉 66銀 同玉
    67歩 同玉 68銀 同玉 79金 同玉 89金 同玉 99金 同玉
    98金 同玉 97と 同玉 96と 同玉 95と 同玉 94と 同玉
    93桂成 同玉 92桂成 同玉 91桂成 同玉 81香成 同玉 71香成 同玉
    61と 同玉 51と 同玉 41と 同玉 31と 同玉 21と 同玉
    11香成 同玉 12歩成 まで 73手

    【解説】

     ご覧の通り、強欲ばか詰の無防備煙です。各局面で王手が殆ど1手しかなく、受ける手も殆どの場合同玉以外になく、他の手を指すとすぐに手が切れてしまうので、考えやすいと思います。唯一本局の破調になっているのが4手目の18玉で、作っているときにはちょっとしたアクセントのつもりだったのですが、あまり評判は良くなかったようです。
     しかし、このルールでは簡単に煙詰ができるということが分かったのは収穫。提唱者のmirさんに感謝します。
     

     

    【正解者及びコメント】 (正解者13名:解答到着順)

     

    いのてつさん

    ひたすら駒を捨てまくる・・・気持ち良すぎます!
    でも、どうせならすべて☆同玉で決めたかった!?

    ☆今回の解答一番乗りはいのてつさん。時間は出題当日の0時41分!
     ホームページを更新してからわずか30数分しか経っていません。
     もちろん史上最速記録です。気合が入ってますね。

     

     

    mirさん

    さっそくの図面化、ありがとうございます。
    七郎さんはこれをどれぐらいの時間で作られたんでしょうか。
    ちなみに解く方は暗算でスパスパ駒が消える爽快感を朝から味わいました。
    頭をひねるのもいいですが、こういうのもいいですね。

    ☆創作時間は3時間ほどです。
     これを長いと見るか遅いと見るかは意見の分かれるところでしょうが。
     

     

    金田拓海さん

    やっぱりフェアリーは普通の詰将棋より難しい。

    ☆初解答の金田さん。難しいと言いながら、しっかり即日解答しています。
     ルールに慣れさえすれば、ここで出題する作品はおおむね易しいはずですので、ぜひ解答を続けてください。

     

    須藤さん

    73手が暗算で解けるのは嬉しいところ(^^ゞ
    取る一手の感もあるし、一本道詰将棋の感もありますね。

    ☆これは大阪市の住人さんのコメントで気付いたことですが、実は完全に
     一本道にすれば「強欲ばか詰」ではなく単に「強欲詰」としても通用します。
     ルールの互換性が利くのが不思議なところ。

     

    北村 太路さん

    親切なヒントのおかげでやる気がおこりました。
    4手目だけ同玉でないのでひょっとしたら誤答でしょうか?
    玉方の応手が一度も逃げる手がなく全部取る手とは強欲中の強欲ですね。
    大駒は余詰を防ぐためにも先に消去するのがいいんですね。
    そうすると最後に大駒2枚で詰ます煙詰なんてのも見たい気が・・・。
    (理論上無理かもしれません)

    また、解答できるよう頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。

    ☆大駒2枚で詰ませる煙詰・・・無防備にこだわらなければ可能だと思います。
     例えば次の収束から逆算するというのはどうでしょう?

    22歩 同玉 23歩 同玉 24歩 同玉 25歩 同玉 26歩 同玉
    27歩 同玉 28歩 同龍 同金 同玉 29飛 18玉 19飛打 まで 19手

    ☆ここまで書いて、「強欲詰」と「取る一手将棋の詰将棋」の違いに気付きました。
     例えば上の図が「取る一手将棋の詰将棋」だと、龍を取る17歩が王手になっていないので不詰ですが、「強欲詰」は王手の中から駒取りの手を優先して選ぶので22歩と打てます。
     この辺り、ルール説明が不十分で誤解を招きやすい表現になっていました。
    (もっとも今回出題の作についてはこんな微妙なニュアンスは関係ないのですが)

     

    泉真理さん

    今回は一番乗りかな。
    それにしてもこのルールで煙詰はすごいですね。
    でも前回より簡単でした。
    序盤の応接を間違えれば難しいか。

    ☆甘いな泉君。翌日の昼間にのんびりと解答を書いていたのでは、一番乗りは不可能なのだ!!
     (昔はこんなに競争が激しくなかったのになぁ・・・管理人としては嬉しいですが(^-^;)

     

     

    瀬山士郎さん

    2箇所ほど手こずりました.まず右上隅を精算するのではないかと思いこんだこと.
    次に88,78の香の消し方を間違えたこと.それにしても,たちまちこういう問題を作り上げる人の頭脳はどうなっているのだろう.

    追伸 同玉というのを短縮記号にしたくなりました.100手を越えたらそうすることになるのでは!?

    ☆「同玉を省略して解答します」という人もいました。
     解けてることが分かる解答なら、略記してもOKです。

     

    大西鉄矢さん

    王手すれば、詰んだって感じです。
    全応手、同玉にした方が美しい! 
    ちょっと変えればできそうなきもするけど・・・・・・・難しいか?!

    ☆全部同玉にして欲しいという感想はかなりありました。
     雪隠からの開始にこだわらなければ簡単にできるのですが。
     こんな図はどうでしょう?


     

    大阪市の住人さん

    春分の雪隠 煙立ち昇る。
    紛れもない ”取る一手”
    4手目・40手目(2枚取れる)が無ければ 強欲かしこ も可能か?

    ☆鋭い指摘です。本当に「取る一手」の構成にすれば、何もばか詰にする必要はないのですね。
     誰か作ってみませんか?

     

    もずさん

    取る一手将棋では王手をかけないのがこつなので、
    強欲詰将棋をやっても、取る一手将棋は強くならないと思います。
    って、そんなことは聞いていませんね(笑)。
    勢いで、私のHPに取る一手将棋のページを作ってしまいました。

    ☆もずさんのHPの取る一手将棋のページ、見せていただきました。
     あの端歩の定跡は見事なので、一見の価値ありです。
     でもルールが私の大学時代にやっていたのとは微妙に違うような・・・
     トランプのようにローカルルールがいろいろあるんでしょうね。

     

    たくぼんさん

    これは絶対煙詰の最短手数ですよね。こんなに気持ちよく詰め上がる煙詰は初めてです。

    ☆そうでしょうそうでしょう。普通詰将棋の無防備煙でも、こんなに連続して駒を捨てまくることはないですからね。

     

     

    keimapyonpyonさん

    動かしてみたら解けてしまったという感じでした。解くよりも解答を入力する方が時間がかかりました。
    詰め将棋の詰め上がり図に最低限必要な3枚と自玉を除く36枚全ての駒を一手の無駄もなく取らせるためには、理論上これ以上短くすることはできない、その最短の手数こそが(36×2+1=)73手なんですね。
    4手目も同玉だったら見た目がもっと美しくなっていたことでしょう(笑)。

    ☆というご意見が多かったので、今回全部「同玉」の図を用意しました。
     うーー、最初からそうしておけば良かった!

     

    いぬたさん

    無防備煙がこんなに簡単に解けるなんて、なんとも愉快。
    どうでもいいけど、4手目だけ同玉じゃないんですね。
    出題時のコメント、笑ってしまいました。

    ☆笑って戴いて本望です(^-^)

    ☆今回は手数が長かったので「解答書くのが面倒くさい」で、解答者が減るかと心配したのですが、なんと前回より増えました。みなさん、ありがとうございます。次回は今回より更に長くなるんですが、見捨てないでくださいね。
     

     

    (2001.4.2 七郎)


    第43回(2001.2.12)出題 の解答

     

    【出題時のコメント】

     先日、むかし使っていたノートパソコンを久々に取り出してみたら、全然動かなくなっていました。電源すら入りません。もう時代遅れの機種なので修理に出す気にもならず、廃棄することにしました。
     マシンの本体自体には何の未練もないんですが、残念なのはそこに入っているデータが失われたこと。バックアップを取っていなかったデータの中には、ちょっと勿体無いものもあったんです。所詮パソコンは消耗品。こまめにデータを保存しておくことの大切さを改めて認識した次第です。
     さて、今回の出題は・・・前回とそっくり、というか配置は全く前回と同じ。ルールと手数が「強欲ばか詰 11手」に変わっているだけです。(文字フォントも変わっていますが、関係ありませんね(^^;)
     「強欲詰」は見なれないルールですが、要するに駒を取れるときは取らねばならないというものです。例えば本図で初手46銀と出れば、受方は同玉か56玉を選ばないといけない(66玉は駒取りでないのでダメ)というわけです。例題としては
    第1回神無一族の氾濫の7番、神無六郎作がありますが、あまり参考にならないかもしれません。

     

    ルール説明

  • ばか詰
     先後協力して最短手数で、受方の玉を詰める。
  • 強欲
     攻方、受方とも、駒取りの手があるときは、駒を取らない手を禁手とする。駒取りの手がなければ、駒を取らない手は有効。
  •  

    【詰手順】

    46銀 56玉 45銀 47玉 65角 56桂 同角 46玉 58桂 55玉
    54金 まで 11手

    【解説】

     ずばり6手目の桂合がポイント。これが例えば金合なら 同角 46玉 57金 に 同玉 とせざるを得ず、詰みません。桂合ならば同玉と取れない位置から王手を掛けることができるので、受方も逃げる手を選ぶことができるわけです。
     この桂合は強欲詰の手筋とも言えるもので、覚えておいて損はありません。(あまり得にもなりませんが(^-^;))
     

     

    【正解者及びコメント】 (正解者12名:解答到着順)

     

    もずさん

    取られた桂が復活し、玉が5五に戻っての詰め上がり。驚きました。

    ☆解答一番乗りはまたしてももずさん。時間は出題当日の1時5分!
     史上最速記録を1分更新しました。

     

     

    いぬたさん

    桂以外の駒で46と66に利かせようとすると取られちゃうんですね。

    ☆タッチの差での2番手はいつも最後に解答をくれるいぬたさん。
     これもタイムスタンプは出題当日の1時22分!
     

     

    keimapyonpyonさん

    桂合いを発見したときはとてもうれしかったです。金合いでいかにも詰みそうなので・・。
    ひとつも無駄な駒のない詰みあがり図はみててもスッキリします。

    ☆keimapyonpyonさんも出題当日の4時2分の解答。
     いや、びっくりしましたよ。HPを更新して朝起きてみたら、3つも解答が届いてるんですから。皆さん、すごいです。

     

    いのてつさん

    合駒は高い駒と決めつけていました。(^^;)アセアセ
    桂だと玉に取られずにすむんですね!

    ☆いのてつさんは先後を表す記号に★☆を使ってるんですね。
     担当をやってると、解答にも人ごとに個性があって面白いです。

     

    須藤さん

    ひもを付けたり、取られないようにしたり。
    56桂がないと詰まないのが、先月と対照的で面白いです。

    ☆確かに前回は桂が邪魔駒、今回は必要駒ですね。
     作者もまったく意識してない面白い視点です。

     

    mirさん

    初めて解くルール。
    無防備煙とかが簡単に作れる?
    この作自体は解けてみれば強欲ってこともなく、地味な感じですね。
    もっとも詰め上がりがなかなか浮かばなかったんですが。

    ☆このアイデア戴きっ!
     次回の出題は強欲ばか詰の無防備煙です。

     

    大西鉄矢さん

    合駒が、桂馬だと気づけば、すぐですね。絶対、金合と思ってました。

    ☆やっぱり作った側としては一回は金合を考えて欲しいですね。
     その通り読んでくれてありがとうございます。

     

    瀬山士郎さん

    面白かった.金が飾りゴマのはずはないと気がついて桂合いを見つけました.
    久しぶりにとくと,昔の感激が戻ります.少し解答を続けてみようか,なんぞと思い始めている今日この頃です.

    ☆そういえば私がパラを買い始めた1980年代には、フェアリーランドの全題正解者欄に毎回お名前が載ってましたね。ぜひ復活してください。

     

    たくぼんさん

    合駒が桂なのがみそですね。

    ☆今回も余裕の解答で解答番付首位キープのたくぼんさん。
     さて、今回からその解答番付のフォーマットを変えてみました。
     IEだと見易いと思うのですが、ネスケだとちょっと見にくいかも・・・

     

    首猛夫さん

    結局盤まで持ち出して、56XのXがわからない・・・。
    桂を発見して、思わず嬉しくなってしまった。
    ばか詰以外のフェアリーははじめて解きました。
    ましてや、解答を送るなどということも、初の事。
    何だかはまりそうで怖い。
    いいですねこれ、面白かった。

    ☆おおっ、大学院の首教授からも解答が!
     これから大いにはまってください。フェアリーの知識があった方が、普通の詰将棋もより面白くなると思いますよ、きっと。

     

    大阪市の住人さん

    縦棒が還元玉で都詰め。
    離し打ち合駒取りの定跡か。
    合駒も限定になるおもしろさ。

    ☆あまり研究はしていないですが、強欲詰では飛び道具というか、離れたところから王手を掛けられる駒の手筋がいっぱい出てきそうですね。

     

     

    泉真理さん

    強欲ばか詰難しいです。

    ☆ルールに慣れることができなくて苦戦したようですね。
     次回はきっと楽勝でしょう。

    ☆強欲ルールという見慣れないものを持ち出したので、解答者の減少を心配したのですが、それでも12名もの方から解答を戴きました。ありがとうございます。次回も強欲ばか詰です。お楽しみに。
     

     

    (2001.3.5 七郎)


    第42回(2001.1.15)出題 の解答

     

    【出題時のコメント】

     新しい年。新しい世紀。何か新しいことが始まる予感・・・。
     そんなこととは全然無縁の生活をしている、当ページの管理人、神無七郎です。せめて、ホームページだけでも気分を変え、初心に戻って新たに出発しようということで、今回の出題は「1」の字にしました。しかもルールはフェアリーの基本中の基本である「ばか詰」です。
     実力者の方々には少々物足りない出題かもしれませんが、軽く詰め上げてどんどん解答を送ってください。

     

     

    ルール説明

  • ばか詰
     先後協力して最短手数で、受方の玉を詰める。
  •  

    【詰手順】

    46銀 56玉 57銀 55玉 46銀 44玉 43角成 まで 7手

    【解説】

     攻方56桂は実は邪魔駒。これがなければ3手詰です。そこで、46銀から57銀で桂を原型のまま消去します。やさしい作品でした。
     なおこの作品、初形だけでなく3・4手目も左右対称になります。fmは初形からの左右対称解は唯一解と扱ってくれますが、途中対称形は認識してくれないので2解扱いになります。途中対称形の扱いは人によっても異なりそうですね。
     

     

    【正解者及びコメント】 (正解者16名:解答到着順)

     

    もずさん

    最初、46銀 44玉 43角成 と詰めて、おかしいなと思ったところ、
    桂がいました(笑)。

    ☆解答一番乗りはもずさん。時間を見ると1月15日の1時6分。
     間違いなく史上最速解答ですね。

     

     

    keimapyonpyonさん

    これしかない!!という詰み型でした。初手も限られてるし解きやすい問題だったと思います。

    ☆keimapyonpyonさんは惜しくも2着。もずさんとは僅か2時間差でした。

     

    糟谷祐介さん

    桂の消去がうまい。易しいとはいえ面白みのある作品。

    ☆最近フェアリーにも興味を持ち始めたという糟谷さん。
     昔は「フェアリー=異端」でしたが、いまやフェアリーは詰キストの 身に付けるべき「一般教養」のひとつです。
     糟谷さんもフェアリーをやって私のような正統派詰将棋作家を目指しましょう。

     

    平井康雄さん

    邪魔駒を利用したミニリフレインで実に気持ちがいい。
    ただ、銀の出方が右、右でも左、右でも左、左でも、右、左でもよいというあたりは少々残念ですが、これは消しようがないですね。

    ☆確かにこれが本作の弱点。全体の配置を盤の右端か左端にくっつければ限定はできますが、やっぱり中央の方がいいですよね。

     

    酒井博久さん

    4手目で左右対称形に戻る。
    初手右から行ったので、5手目は左から行くことにします。

    ☆うーー、ひねくれものー!
     (でも初手と5手目を逆に出た解答は他にもあるんですよね)

     

    いのてつさん

    邪魔駒である56桂を消去するための、銀の動きが愉快でした。(*^-^*)

    ☆いのてつさんも右、左での解答でした。

     

    須藤さん

    合駒がないので楽な形。リフレインっぽい銀出がイイ味出してます。

    ☆次回出題予定作は合駒が出てきます。(大ヒント)
     でもなるべく解答して下さいね。

     

    大西鉄矢さん

    手が狭くて、考えやすかったです。たまにはいいですね。
    「2」「3」「4」・・・とお願いします。(それは、大変かな!)

    ☆やってできないことはないと思います。でも、次回は別なたくらみが・・・

     

    大阪市の住人さん

    桂を消すまで。(5手目から左右逆の紛れあり。)

    ☆やっぱり左右が限定になるように1筋に配置したほうが良かったかなぁ?

     

    たくぼんさん

    このくらい易しかったら、一目で解けました。
    また今年も一生懸命解答しますので(よく忘れるんだよね)
    よろしくお願いします。

    ☆解答番付トップのたくぼんさん、今年もトップを守り続けられるでしょうか。頑張ってください。(もちろん他の方も)

     

    しゅにちさん

    長いあいだ解答成績「1」をなんとか脱出しようと思っていましたが
    今回でなんとかそれが叶いそうです。

    角を成って詰め上げようと思ったら
    玉が桂を取って自らの死地を作り出し、そこへおもむく手順が浮かびました。

    ☆第23回(1999.7.26)以来の解答ですね。これからどんどん解答して上位を狙ってください。

     

    mirさん

    中段玉のばか詰にありがちな詰み形。
    意外と入玉とか下段玉でこの詰み形だと、思い浮かばないかも・・。

    TURN OF THE CENTURY のルール説明ですが、かしこの自殺詰、最悪詰の例題をいれてほしかったです。悪魔詰は「どうやっても詰むので手数を伸ばすだけ」と、まあわかりやすいのですが、どうもこの2つがいまいちわからず、解く気がしません。

    ☆TURN OF THE CENTURY はあくまで神無太郎さんの作品集なので、あの本に出てこないルールについての説明はやや省略気味なのは仕方ないでしょう。
     フェアリーランドでは、しばしば自殺詰、最悪詰が出題されているので本当はフェアリーランドでちゃんと説明すべきなんですけどね。

     

    瀬山士郎さん

    久しぶりに覗いたら運良く詰めることができたので,解答を送ってみます.
    フェアリのCDーROM作品集が出るそうで,楽しみにしております.

    追伸 このページにリンクを張らせていただきました.事後承諾で申し訳ありません

    ☆CDーROM作品集ですが、ちょっと予定より遅れています。もう少しお待ちを。
     リンクについてはもちろん結構です。相互リンクにした方がいい場合があるのでなるべく連絡を欲しいと思っているだけですので。

     

    BEACHDAさん

    56桂の「間接的消去」という訳ですね。
    原型のまま54角成まで、かと思ったけど
    まさか7手ではね。

    ☆「1」から「1」ですか? こんなのはどうでしょう。

     

     

    泉真理さん

    今回の解答は右が多いと思ったので左にしてみました。

    ☆初手左からの解答は全部で3名。やっぱり右利きの人が多いせいでしょうか。

     

    いぬたさん

    5手目どっちに銀を出るかで、雰囲気が多少違ってきますね。

    ☆作者の希望は初手と5手目を同じ方向に出る手順です。

    ☆今回は史上空前の解答者数16名!
     これだけ多くの方に見て頂いているんですねぇ。感激。
     ホームページの運営を続けていく元気が出てきます。
     

     

    (2001.2.5 七郎)

     


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