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自殺詰検討結果(暫定版)

本ページでは1971年以降に発表された自殺詰の検討結果を収録します。(※2017.11.26 1978年、79年の4作追加)
複合ルールを除いた、純粋な「自殺詰」のみを対象とします。
検討は早詰の有無を中心に行い、容易に調べられる場合のみ長手数余詰の有無も検討しています。
作品はフェアリーデータベースから抽出していますが、未収録作品や誤りがありましたらご教示ください。
図を見る場合は「※」をクリックして、表示・非表示を切り替えてください。
「図・題名」と「説明」を除く各項目は項目名をクリックすることで、昇順・降順に並べ変えることができます。
 作者   発表誌   発表年月  手数 図・題名 完全性 説明
加藤徹 詰将棋パラダイス 1971年9月 10 完全 史上初の自殺詰。長手数余詰もなし。棋譜
原敏彦 詰将棋パラダイス 1972年1月 10 早詰、不詰 初手から「18銀 同桂成 まで 2手」の早詰。作意は8手目から不詰。作意
原敏彦 詰将棋パラダイス 1972年4月 10 不詰 上記の修正図だがこれも不詰。作意
深井一伸 詰将棋パラダイス 1972年8月 1102 早詰 龍追い×持駒消去。出口信男氏が66手の早詰を指摘。最短は26手。 作意 早詰
花沢正純 詰将棋パラダイス 1972年11月 14 完全(非限定) 同手数駒余りを劣位変化とする前提で作られている。非限定3ヶ所(受方1ヶ所、攻方2ヶ所)。 作意
花沢正純 詰将棋パラダイス 1972年11月 138 早詰 煙詰。元々余詰が指摘されていたが、早詰もあった。最短は24手。 作意 早詰
花沢正純 詰将棋パラダイス 1972年12月 148 早詰 上記138手詰の修正図だが早詰。最短は26手。 作意 早詰
花沢正純 詰将棋パラダイス 1973年10月 20 完全(非限定) 最終手は成・不成非限定だが、これは作意のうちだと思われる。長手数余詰なし。 棋譜
花沢正純 詰将棋パラダイス 1973年10月 114 早詰 作意付きの発表で解答募集なし。早詰36手以下。 作意 早詰
花沢正純 詰将棋パラダイス 1973年10月 146 早詰 作意付きの発表で解答募集なし。早詰44手以下。 作意 早詰
花沢正純 詰将棋パラダイス 1973年12月 2508 早詰 作意付きの発表で解答募集なし。森茂氏が早詰指摘。手数は記載されていなかったが、略記手順を復元したところ228手となった。 作意 早詰
花沢正純 詰将棋パラダイス 1975年10月 6416 早詰 作意未発表。記念碑的な超大作だったが早詰(72手以下)。詳細はWFP88号「六千手越え自殺詰の研究」にて報告済。 作意 早詰
石川良雄 詰将棋パラダイス 1976年11月 8 完全 煙詰で使われる収束を利用した素朴な曲詰。詰上り「1」。完全作で長手数余詰もなし。 棋譜
花沢正純 詰将棋パラダイス 1976年11月 108 早詰 前衛賞を受賞した煙詰。部分的に龍追いも使われているが、馬と小駒を主体とした逆算が多く、当時としては先進的。早詰82手以下。 作意 早詰
泰永三二朗 詰将棋パラダイス 1978年11月 30 早詰、不詰 八段目桂成の収束を利用した片道馬鋸。作意12手目26桂と跳ねる捨合の妙防で不詰。ただし初手から6手詰の早詰。7手目28龍以下の余詰順も興味深いのでここに収録する。 作意 早詰 7手目28龍以下の余詰
加藤徹 詰将棋パラダイス 1979年11月 8 完全 2手目27桂の変化や、28龍を決行する前に26龍寄で龍を消去するミニ伏線など、芸が細かい。完全作で長手数余詰もなし。 棋譜
加藤徹 詰将棋パラダイス 1979年11月 8 完全 飛の翻弄物。初手は成不成を打診する捨駒。完全作で長手数余詰もなし。 棋譜
泰永三二朗 詰将棋パラダイス 1979年11月 34 早詰 詰上り「+」の曲詰。10手目58歩などの合駒は同手数駒余り変化扱いと思われる。3手目28馬以下、最短で計22手の早詰あり。 作意 早詰

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