■ 神無一族の氾濫 [解答][前回][次回][目次]/[トップページ]
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今回の氾濫は騎(ナイト)絡みの作品3つと、ばか自殺詰、ばか詰各1題の構成です。
〔ルールの説明〕
【騎(ナイト)】俗にいう八方桂のこと。例えば、55に騎があれば43、34、47、36、63、74、67、76の八ヶ所に動くことができる。
【安騎】騎(ナイト)の利きの位置に味方の駒があれば、その駒の性能になる。味方の駒が複数あるときは、それらの利きを合成した利きになる。
【ナイト王】通常の玉の利きでなく、騎(ナイト)の利きを持った玉を詰める。
【成禁】詰手順中駒を成る手があってはならない。
これらのルールの中で@で使われている「安騎」というルールは作例が少ないので、ここで理解を助けるために例題を見ていただきましょう。
(例題)神無七郎 作
17飛、37桂、27飛、58玉、49角迄 5手
まず、初手と2手目は通常の王手と合駒。3手目の27飛が46角を飛の性能に変える安騎独特の手筋です。次に受方は58玉と逃げますが、これで玉の性能が桂に、桂の性能が玉に変わってしまうため、次の49角(ここで角は本来の性能に戻る)に対して逃げることも取ることもできません。従って、これで詰みとなります。左の詰上り図で確認してください。
また、AとBはどちらもナイト王を使った作品。「騎」で表された駒はどちらも玉(または王)の代わりです。特にAでは相手の「騎」の利きに入れないことに注意して解いてください。
懸賞
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締切6月末日。呈賞5名。解答は編集部または左記のアドレスへ
E-mail:k_7ro@coms.ne.jp
▼ 評価不要。短評歓迎。
▼ 作品の配列は手数順です。1題の正解でも呈賞の対象となります。担当者の私見ではAとDが割と易しいと思います。(あくまで私見)
@ 神無大九郎 | A 神無六郎 |
B 神無七郎 | C 神無太郎 |
D 神無三郎 『サーカスの夜』 | |
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